作品展『Dream of the light−視覚障碍者の夢の世界−』

「視覚障碍者の方達とアウトサイダーアートの作家また現代アーティストの作家の方達とのコラボレーション作品展を横浜のギャラリー・ギャラリーかれんで開催致しました。
アウトサイダー・アートとは、狭義には知的障碍、精神障碍、視覚障碍などの障碍を持った人によって作成された美術作品をいい、広義には専門的な美術教育を受けなかった人々による美術作品を指します。
普段、私自身の活動の一つとして視覚障碍者と一緒に楽しむ写真教室をやっております。それに伴って、非常勤職員として通う社会福祉法人かれんのメンバー達に視覚障碍者の方達の撮った写真をもとに視覚障害者達が見ている夢の世界を表現しもらう企画を思い立ちました。私が知り合った生まれてから目が見えない先天的視覚障碍者の方が、一度も世界を見たことがないにも関わらず、夢にはいつも映像がついてくると話をしてくれたからです。夢の中では世界が'見れる'というのです。 視覚障碍者の撮った写真をベースにかれんのメンバーに色をもらったり、少し付け足したりなどどのようなものが出来るかは未知数だが、興味深い作品になるのは間違いないと思います。 また、視覚障碍者の方に美術鑑賞を楽しんでもらおうと作品を写真で撮影し、特殊加工により凹凸の立体写真を作成し、触ることによって少しでも作品を感じ理解してもらおうという新しい美術鑑賞の試みも行おうと考えております。
タイトルの「Dream of the light−視覚障碍者の夢の世界−」のthe lightは聖書からの語源を取り、「視覚障碍者」という意味を含んでいます。
展示内容は視覚障害者の方々の写真にかれんのメンバーと賛同頂いた現代アーティストの作家の方達が色をぬった作品と普段作成しているオリジナル作品から構成します。
作品から放たれる新しい色や光を感じ取っていただけるような展覧会です。」 (尾崎大輔)
タイトル:
『Dream of the light−視覚障碍者の夢の世界−』
会場:
ギャラリーかれん(住所:横浜市港北区大倉山1丁目11-4)
展覧会期間:
2013年11月19日(火)~11月30日(土) 10:00〜17:30(日曜休み) 入場無料
会期中にトークイベントなどを開催致します。
その詳細は下記の通りです。
■トークイベント
尾崎大輔(写真家) × 岡村純子(NHK記者) × 写真教室参加者 × かれんのメンバー
日時 11/30(土) 15:00〜
参加費無料/予約不要
開場 ギャラリーかれん(http://karen.or.jp/art/
■交流会 11/30(土) 16:00〜
開場 ギャラリーかれん(http://karen.or.jp/art/
協力:
日本視覚障碍者芸術文化協会

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