視覚障碍者の移動の自由を支援するために、本を出版しました。
『移動の自由を支援』
～あなたも挑戦！！ ガイドヘルパー「同行援護制度の従事者」へ～
山口和彦 著
視覚障害者の移動の自由にご支援を！
いつでもどこへでも自由に外出したい、必要な通院、買い物、イベントに参加してみたい――。
こうした日常生活において当たり前のことが、視覚に障害があるために制約されています。街中で視覚障害者を見かけても、どのように手伝ってよいかわからず躊躇したことはありませんか。また、視覚障害者の外出支援として行われている同行援護制度があることをご存じでしょうか。
視覚障害者の外出の不便さを解消するために、同行援護制度ができたのが２０１１年でした。しかし、制度が施行されて１３年が経つにもかかわらずガイドヘルパーと呼ばれる支援者が少ないため、制度を活用しているのは、まだ視覚障害者全体の１割ほどに過ぎません。視覚障害者の誘導方法を学び、研修を受ければ、ガイドヘルパーとして認定され、事業所に登録すればガイドヘルパーとして働くことができます。
この本では、視覚障害者を取り巻く様々な事例を具体的に紹介しています。視覚障害者の実情を知っていただき、視覚障害者・晴眼者相互の理解を深め、誰もが安心して充実した日々を過ごせる社会にしたいものです。ぜひ、あなたも手を貸してください。
定価：１，５００円（非課税） 頁数：８６頁 体裁：B５版ソフトカバー
発行：社会福祉法人桜雲会 ２０２４年４月刊行
【内容紹介】
第１章 利用者の外出の自由を保障する／第２章 同行援護の利用申し込みをする／第３章 事業所を選ぶ／第４章 食事をする／第５章 買い物のときに／第６章 旅行に行く／第７章 白杖と盲導犬／第８章 選挙にて／第９章 読み書きサービス／第１０章 守っていますか守秘義務／第１１章 緊急時の対応／第１２章 移動支援
【著者プロフィール】
１９４６年東京生まれ。２５歳で失明。ロゴス点字図書館副館長、世界盲人連合執行委員など歴任。国際視覚障害者援護協会で海外留学生への就業教育に尽力。２０１１年、NPO法人TOMOでガイドヘルパー養成研修、ヘルパー派遣、相談支援などの業務に携わる。現在、同法人理事長。
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